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面白い小説本気レビュー

中山七里 鬼の哭く里

『鬼の哭く里』

著者:中山七里

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『鬼の哭く里』

中山七里 著

7
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調

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 現代の限界集落に潜む古い怨念を描いた、戦慄の伝奇推理小説である。岡山県の人里離れた村を舞台に、70年前の凄惨な事件が現代に投げかける暗い影を、中山七里が巧みに描き出している。 コロナ禍という時代背景が、村の閉塞感をより一層際立たせ、外部から訪れた人物を通じて事件が動き始める展開は実に秀逸だ。土着の信仰と科学的推理が絡み合い、読者は最後まで真相を見抜くことができない。古い因習に縛られた村の描写は、まさに現代版『八つ墓村』と呼ぶにふさわしい迫力がある。 推理小説としての論理的構築と、伝奇小説としての神秘的な雰囲気が見事に調和し、どちらのファンも満足させる仕上がりとなっている。ページをめくる手が止まらない、圧倒的な読書体験を約束してくれる一冊である。
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