『竜の医師団1』
巨大な竜が気候を支配する世界で、その健康を守る「医師団」の活躍を描いた医療ファンタジー。病気の診断と治療を通じて壮大な世界の謎に迫る、スケールの大きな物語の幕開けである。
面白い小説本気レビュー
巨大な竜が気候を支配する世界で、その健康を守る「医師団」の活躍を描いた医療ファンタジー。病気の診断と治療を通じて壮大な世界の謎に迫る、スケールの大きな物語の幕開けである。
滋賀・大津を舞台に、わが道を行く成瀬あかりの姿を周囲の人々の視点で描いた連作短編集。章ごとに変わる語り手から見える成瀬の魅力と、ローカル感溢れる日常描写が心地よく、読後に自分らしく生きる勇気をもらえる作品だ。
警察小説で知られる柚月裕子が描く、南部鉄器工房を舞台にした感動の家族小説。問題を抱えた少年を預かることになった親子の、言葉にできない想いが静かに心に響く。
名探偵ホームズがヴィクトリア朝京都でスランプに陥るという奇想天外な設定から始まる、森見登美彦による独創的なホームズ小説。推理小説の枠を超えた語りの妙と、読後に印象が一変する大転回が魅力的な一冊である。
1か月後に地球が滅亡すると告知された世界で、人々はどう生きるのか。凪良ゆうが描く終末の群像劇は、読む手を止められない圧倒的な吸引力で、生きることの意味を問いかけてくる。
間取り図に隠された恐怖を描く『間取りホラー』の傑作。謎の空間から始まる驚愕の物語展開に、最後まで息つく暇もなく読み進んでしまう。日常に潜む不気味さを巧妙に描いた、新感覚のミステリーホラー。
戦後からバブル時代までを駆け抜けた一人の女性投資家の生涯を描く力作。関係者への取材形式で紡がれる物語は、まるでドキュメンタリーのような臨場感に満ちている。
食う、寝る、書く――人生の基本動作に込められた深い意味を、停滞期の作家と新人編集者の視点で交互に描く物語。仕事への焦りと再生の過程が、日常の積み重ねとして静かに心に響く。
コロナ禍の北京を舞台に、夫を追って単身中国へ渡った主人公・菖蒲の異文化体験記。隔離生活から始まる現地生活を通じて、食べ物、人々、街の熱気を貪欲に観察し続ける菖蒲の視線が痛快だ。
母を亡くした悲しみを抱える百花が、満月の夜に出会う不思議な体験。星の導きと温もりに包まれながら、心の傷を癒していく過程が優しく描かれた、人気シリーズ第5弾の感動作。
いじめで心を閉ざした少女が長野の山里で新たな居場所を見つける物語。村山由佳が描く少女の痛みと再生の物語は、読み手の心に深く響く。家族の在り方、居場所の意味を問いかける感動作。
全国から寄せられた11の奇妙な間取り図から、住人の隠された事情を読み解く独特なミステリー。一見無関係な各エピソードが後半で見事に結びつく構成の妙に、最後まで推理の手が止まらなかった。